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LINNのASTON MARTIN社採用となる最初の製品は、VANQUISH V12のカーオーディオです。
システムの設計目標は、他のLINN製品とまったく同じ。「正確なピッチの再生」です。しかしながら、高温、多湿、日光、電源等の過酷な条件の下、満足できるパフォーマンスを実現するには様々な設計上の制約があります。
電源によるパフォーマンスの違いを熟知し、すでに高品質なスイッチング電源のノウハウを豊富に持つLINNには、アドバンテージがありました。VANQUISHに搭載するコンパクトでハイパワーを発生する電源の開発は、LINNでなければできなかったことでしょう。
ドライブユニットには、フラッグシップスピーカーKOMRIで意図したのと同様、ユニットの近接配置による高音質とパワーハンドリングが考慮されています。カーオーディオは、様々な妥協を余儀なくされますが、VANQUISHでは最高のパフォーマンスを実現することが目標であり、方式や素材の制約を取り払った結果、4.1チャンネルスピーカー分のドライブユニットをマルチアンプ駆動するため、トータル1300Wにもおよぶアンプ群と電源ユニットが専用シャーシに格納されトランクスペースに設置されることとなりました。
プロジェクト開始時には車の全クラッシュテストが終了し、形状変更による大チェンバーの確保が不可能であったため、ウーファーにも、KOMRIに開発したサーボシステムを応用。このことで通常の方式では得られない質、量ともに申し分のない低域再生が可能になりました。
ヘッドユニット=パワーアンプ間は、KNEKTマルチルームシステムと同様の方式で伝送し、RF干渉の低減、信号損失の極小化など、全てのセクションでLINN独自のテクノロジーを採用。“VANQUISHの価値を最高のものとする”という目標が達成されたのです。
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ASTON MARTINは、見事なまでに魅力的なDB9にエンターテインメント・システムを搭載するにあたって、VANQUISHのプロジェクトに続いてLINNをパートナーに選択しました。
DB9搭載システムの開発作業は、VANQUISHのLINNシステムが完成に近づいたころに始まっています。VANQUISHでの経験が、DB9のカーオーディオシステムの実現に極めて有益であることは実証されていましたが、DB9独自のキャビン環境と光ファイバーでの信号伝送等の新しいインフラの中で、最大限の音質を獲得するために新たな取り組みが不可欠でした。
DB9は、開発当初からLINNのエンジニアがASTON MARTINのエンジニアと共にインテリア設計にかかわり、気品あふれる移動空間を完璧なものとするため努めてきました。
ASTON MARTINの要望は、購入者が3つの選択肢の中からシステムを選べるようにしたいというものでした。この要望を満たすために、共通のヘッドユニットに対し3種のパワーアンプとスピーカーシステムについて、設計、開発、製造がLINNに委ねられました。
標準仕様の“LINN 128W SYSTEM”は明瞭でクリアーな音を供給することを狙って、最新の“CHAKRAテクノロジー”を採用した4+1チャンネルのアンプ、ステレオ2組のスピーカーそしてリアシート中央のスーパーウーファーにより構成されています。
1つ目のオプション“LINN 260W SYSTEM”は、5+1チャンネルのCHAKRAパワーアンプとLINNオリジナルDSP“LIMBIK”、センタースピーカーとウーファーを含む5.1チャンネルサラウンドで美しくもパワフルな再生を可能にします。
さらに、移動中にあっても極めて正確なピッチの再生を実現する“LINN 950W SYSTEM”を開発。スイッチング電源、アクティブサーボBASSユニット、DOLBYサラウンドサウンドなど、最高レベルの技術を取り入れた最高位システムは、カーオーディオの新たな基準を定義するものとなりました。
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